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メッセージ >
聖書の学び
Title
第26課 「蒔けば、その刈り取りもする法則」
Speaker
堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
Date
2009-06-26
読むみことば: 第二コリント9:6-8
覚えるみことば: ガラテヤ6:7
参考にするみことば: ガラテヤ6:8-9
教育目標
霊である神の子どもとして、「蒔けば、その刈り取りもする」霊の世界の法則を適用して、求めることはみな答えられるようにする。
秋になると、田によく実った稲が黄金の波を打つ豊かな景色が見られます。このように稲が収穫されるのを待つまでは、種を蒔いて、肥料をやって、一生懸命に育てた農夫の汗を流す労苦があったからです。農夫が種を蒔く時は、確かにその実を豊かに刈り取るようになると信じるので、耐え忍んで懸命に地を耕すのです。「蒔けば、その刈り取りもする法則」とその方法についてよく知れば、多くのものを刈り取ります。
しかし、そうでなければ、どんなに労苦しても収穫が多くなかったり、良い実が刈り取れなかったりします。いつ何の種を蒔いて、いつ刈り取るか、どのくらい蒔いて、どのように育てるべきなのか、そのすべてを知らなければならないのです。
私たちが信仰生活をすることにおいても同じです。ところが、「蒔けば、その刈り取りもする法則」が悟れなくて、祝福されないことが多いのです。それでは、私たちがどうすれば神に答えられて、豊かな実を刈り取ることができるでしょうか?
1. 地を良い地に耕さなければなりません
農夫が種を蒔くためには、まず地を耕さなければなりません。どんな地であっても、一生懸命汗を流して耕せば、良い地になれます。土があまりにも固ければすき返して、石があれば拾って捨て、いばらがあれば抜き取り、肥料をやって肥えた地にすれば、良い地になるのです。
これと同じように、神が「してはならない」と言われたことはしないで、「避けなさい」と言われたことは熱心に避け、また「しなさい」「守りなさい」と言われたことはそのとおり行なって、何よりも心を耕さなければなりません。
<マタイ13章>には、四種類の地が出て来ます。これは、霊的に「人の心」を意味しています。
第一に、固い土でしまっている「道ばた」があります。
このような心を持った人は、心の戸を開かないので、みことばを聞いても悟れなくて、神を知らなくて信仰も持てません。
第二に、種を蒔けば芽は出ても、石があって成長できない「岩地」があります。
これは、みことばを聞いて知識としては知っていても、行ないが伴わない心です。したがって、信仰の確信がないので、試練や患難がやって来たり、迫害にあったりすれば、倒れてしまいます。
第三に、種を蒔けば芽が出て育つけれど、いばらにふさがれて芽が育たず、実を結べない「いばらの地」があります。
これは、富の惑わしやこの世の心づかいがみことばをふさぐため、実を結ばない心です。この心を持った人は、みことばを信じて行なうけれど、神のみこころのとおり行なわないで、肉の願うことに従って自分の好きなとおりに行ない、祈っても神に本当に頼れません。ですから、神の力が体験できなくて、神が働かれないのです。
第四に、種を蒔けば芽が出て、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ「良い地」があります。
みことばなら自分の思いを働かして計算しないで、条件をつけないで「アーメン」と、信仰によって従う心です。それで、心が良い地の人はいつも神と交わって、求めることはみな答えられて、そのみこころどおりに生きていけます。
聖書に記されたみことばは、大きく「しなさい、してはならない、避けなさい、守りなさい」に分けられます。このようなみことばを聞けばすぐ悟り、罪と血を流すまで戦って捨て(ヘブル12:4)、悪はどんな悪でも避ける(第一テサロニケ5:22)ことが、まさに自分の心の地を熱心に耕すことです。また、自分の力で足りないことは火のように祈って、上から恵みと力を受けて強くされ、すみやかに心の畑を耕してこそ、豊かな実を結ぶ良い地になれます。
2. いろいろな種を蒔かなければなりません
農夫は地を耕す作業が終われば、いろいろな種を蒔きます。人が健康を維持するには、いろいろな食物をまんべんなく摂取しなければならないように、農夫も自分の地にいろいろな種類の種を蒔くのです。
ところが、霊的には、地を耕すとともに種を蒔く作業をしなければなりません。たとえば、「憎しみ」を捨てるために熱心に祈りながら「愛」の種を蒔けば、すみやかに憎しみを捨てて愛することができます。このように心の地を耕していけば、ますます良い地になります。しかし、これは当然、捨てるべきものを捨てただけなので、神の御前に報いにはなりません。
「種」とは霊的に「みことば」なので、「種を蒔く」とは、「しなさい」と言われたことをそのとおり行なうことを言います。「喜びなさい」と言われたら喜んで蒔き、「伝道しなさい」と言われたら伝道を熱心にし、「愛しなさい」「忠実でありなさい」「感謝しなさい」「祈りなさい」というみことばを熱心に行なえば、それがいろいろな種を蒔くことです。
農夫が春に種を蒔くとき、秋に刈り取ることを信じて蒔くように、神の御前に蒔く時も、三十倍、六十倍、百倍に、あふれるように祝福してくださることを信仰の目で望みながら、喜んで蒔かなければなりません。したがって、神の御前に蒔く時も、いやいやながら強いられてすれば、決して豊かな実を刈り取ることができません。
3. 忍耐と誠意をもって育てなければなりません
種を蒔いたら、次には忍耐と誠意をもってよく育てなければなりません。病虫害が出ないように虫を取って薬をかけ、よく育つように肥料もやって、豊かな実が結べるように精一杯努めます。そうしなければ、その種は実を結ぶ前に病気にかかって死ぬこともあります。それでは、私たちは信仰生活でどうすればよいでしょうか?
第一に、霊とまことによって礼拝をささげなければなりません。
心と思いと最善を尽くして、神を愛するがゆえに礼拝をささげるのです。そうしてこそ雑念や疲れ、眠気に負けないで、天から力が与えられ、神と交われます。礼拝中にみことばを悟ってこそ、自分を見つけて霊的な成長ができるのです。
第二に、祈りと賛美によって、御霊に感じて満たされなければなりません。
私たちは祈りと賛美によって、上から恵みと力を受けて強くされます。いくら信仰のある人でも、祈らなければ試練や患難を通り抜けることができないし、敵である悪魔と世に打ち勝つことができません。しかし、いつも目を覚まして祈り、みことばのとおり主を呼んで心を込めて祈り、賛美して神に栄光を帰せば、神の御霊に感じて動かされ、聖霊と交わって満たされます。
第三に、いつも喜んでいて、すべてのことについて感謝しなければなりません。
植物も、喜びながら楽しんで育ててこそ生き生きと育つように、自分の心がいつも喜んでいて、感謝があふれてこそ、敵である悪魔がすきをつくことができなくて退きます。
第四に、耐え忍んで時を待たなければなりません。
種子によってその実を結ぶ期間が違うように、神の御前に蒔いたものも、すぐ答えられて実を刈り取れるものもありますが、長い時間を必要とするものもあります。それで、<ガラテヤ6:9>に「善を行なうのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります。」とあるのです。このように耐え忍んで育てるなら、心に霊の愛と御霊の九つの実、八つの幸いの実が結ばれ、これが神を愛する証拠になって、すべての祈りに答えられるのです(箴言8:17、詩篇37:4)。
4. 何でも蒔けば、その刈り取りもします
農夫が種を蒔いて実が結ばれれば、その刈り取りもします。霊の世界の法則も同じです。<ガラテヤ6:7-8>に「思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。」とあります。
私たちが祈りを蒔けば、天から力が臨んでみことばのとおり生きることができるし、たましいに幸いを得ているようになります。熱心に忠実に奉仕をすれば、弱いからだが霊肉ともに健康になり、物質で十分の一献金と感謝献金を熱心にささげれば、物質の祝福が臨んで、思いきり神の国と義のために用いることができます。
<使徒の働き>を見れば、初代教会の使徒たちはよみがえられた主の昇天を見て、泊まっている屋上の間に集まって祈りに努めた結果、聖霊に満たされて、神の驚くべき御力を行なうようになります。また、初代教会が大いにリバイバルして、使徒たちが施しをすることに忙しくなると、七人の執事を立てました。主の働きに忠実であったステパノやピリポ執事は、使徒のように御力を行なったりもしました。タビタは多くの良いわざと施しをしていて、病気で死んだけれど生き返る祝福を受けました(使徒9:36-40)。
このように、何でも蒔けば、その刈り取りもすることを確かに悟って、私たちの心の地を耕すだけでなく、いろいろな信仰の種を蒔いて、豊かな実を刈り取らなければなりません。いつも御霊のために蒔いて、御霊から永遠のいのちを刈り取り、あふれる祝福を受けますように。
* まとめと適用
1. 四つの心の地とは何であり、自分の心はどれに当たるのか顧みてみましょう。
2. <ガラテヤ6:7>をみんなで覚えてみましょう。
3. 自分が今、蒔かなければならないみことばの種は「しなさい、してはならない、避けなさい、守りなさい」のうち何でしょうか? 分かち合ってみましょう。
4. 自分の心にみことばの種を蒔いて、すみやかに実を結ぼうとするなら、どのように育てなければならないでしょうか?
* 今週の課題
前半期に蒔いたものを後半期に豊かに刈り取るために、今どうすればよいか考えてみましょう。
* 「用語」を知って力にしましょう!
「霊とまことによってささげる礼拝」とは?
「霊によってささげる礼拝」とは、聖書66巻のみことばを御霊に感じて動かされ、満たされて心に糧とし、私たちのうちにおられる聖霊とともに心からささげる礼拝のことを言う。
「まことによってささげる礼拝」とは、神を正しく理解して、心と思いと最善を尽くして、神を愛する心から喜びと感謝、祈りと賛美、行ないとささげ物によってささげる礼拝のことを言う。
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